言葉にならない、笑顔を見せてくれよ

くるり( Quruli ) 言葉にならない、笑顔を見せてくれよ歌詞
1.無題

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

言葉にならない
笑顔を見せてくれよ


2.さよならアメリカ

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

ろくでなしアメリカの 手のひらで泳ぎ疲れたよ
干上がった生命線 ここはきれいな河でした

沢山の置き土産 僕らは使って暮らしていますよ
でもこれで十分よ 時代は変わり巡り巡る

さよなら アメリカ さよなら さよなら
日の本 ここだよ さよなら

何もない焼け野原 僕らは背を向け歩いてゆく
チョコレイト もうひとつ 甘くておいしい思い出の

さよなら アメリカ さよなら さよなら
日の本 ここだよ さよなら

俺らの夜明けは まだかな まだかな
じいちゃん とうちゃん かあさん

泡のよう 鳥たちは何処まで飛んでゆく
後ろを 振り向くなよ どこまでも 飛んでゆけ
いつかは 羽を休め 息絶えるな
俺らはここだよ 日の本


3.東京レレレのレ

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

西へ東へとそよぐ風 さらさらの心はなびく
西へ東へと飛びまわれ 流れ流されここにいる

手ぶら 散歩帰りの延長線上
幸せだけを持ちかえろ
枝分かれした気持ちはみんな ここぞとばかりに花咲かす さぁ よい よい

神田 お茶の水 水道橋 お堀に映る景色だよ
すし詰め電車は何処へやら ここは晴れた東京だよ

西へ東へとそよぐ風 さらさらの心はなびく
西へ東へと飛びまわれ 流れ流されここにいる さぁ よい よい

そうさ あなたとならどこでも 暮らしてゆける気がするよ
とてもきれいな 桜も散る
こころきらきら
レレレのレ


4.目玉のおやじ

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

目玉のオヤジ 今日も茶碗の中 茶碗の中
ちょっとぬるいくらいがいい 歳とったら 歳とったら

そう いつも踏みつぶされ 虫の息 虫の息
メガネなんか要らねえよ 超千里眼 超千里眼

目玉のオヤジ 今日も超千里眼 超千里眼
情けない息子達を見守ってる 見守ってる

頼りないお前の分まで 全部見てやる 涙など流しやしない
目玉のオヤジ 今日も茶碗の中 茶碗の中
ちょっと今日はぬるすぎる 歳とったな 歳とったな

頼りないお前の分まで 全部見てやる どこまでも
ママに書いた手紙読む日が来るその時まで
茶碗をみがいておけよ


5.温泉

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

風呂に入って 肩まで浸かって
全部綺麗になるのがいい
風呂はじゃぶじゃぶ 地球のめぐみよ
癒やしのちからが あふれ出す

は〜 あっちちのち〜

湯を揉んで よう揉んで いい湯だな〜
腹の底から生き返れ は〜 湯冷めはしないでよ

風呂に入って 湯煙と一緒に
上向いて夜空を眺めれば
星が流れた 一瞬で流れた
お願いごとすら 忘れてた

は〜 あっちちのち〜

愛のちからも 信じる気持ちも
こころ休めて生き返れ は〜 ほら べっぴんさんだよ

風呂に入って あなたと一緒に 上向いて夜空を眺めれば
は〜 お願いごと叶いそう
風呂に入って みんなと一緒に 前向いて日の出を眺めれば
は〜 今日はいい日だな


6.魔法のじゅうたん

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

君のこと沢山 知ってるつもりだったな
だけど こんなにも分からなくなるなんて
素敵な時間も ありふれた朝も
今日は青空だけどさみしいなんて

僕のこと沢山 話せば話すほど
なぜか こんなにも分からなくなるなんて

強い向かい風が頬をかすめる 君のにおいを感じればいい

僕らはこんなにも沢山の 夢見がちだった風景を変える

これからのことだろう

目に見えるものすべてが 耳に余るものすべてが遠くなっても 離れないで

出会ったことが全てだったんだ

泣かないでピーナッツ クリームになったピーナッツ
パンと バターナイフで塗って食べよう

それゆけピアノ 青空に乗って
季節外れの冷たい風が吹いても

髪を下ろしても 笑顔が揺れてる

僕はここで待っているからさ

東からの風は絨毯のように 生まれた街へ飛んでった
それでもまだ 飛び足りなかったようだった
そして僕は君を絨毯で まだ見ぬ世界へと連れてゆく
遠くなっても近くにいるようなんだ

心はひとつになったんだ パンとピーナツクリーム頬張って
どこへ行けども思い出せるならば

愛し合うことの寂しさと 思いやることのぬくもりを
ここに置いておけばいいんだ
夢見たように飛んでゆけるから


7.シャツを洗えば

作詞:岸田繁・佐藤征史・松任谷由実
作曲:岸田繁

雲ひとつない青空 日曜日早く起きてよ
ランドリーマシーン 回る回る
目が回る 起き抜けのキスも後回し
シャツを洗えば 青空が手まねきするよ

I feel the sunshine of your love
風吹けば 飛ばされそうになるシャツを
Wind blows into the veranda
洗濯バサミ留めておいてよ

時は経ち このシャツもいつものように風にくるまって
あの頃と同じように今も心ひるがえり ひらひらと思い出乗せて
シャツもまた君と同じで青空を愛していたね

I feel the sunshine of your love
風吹けば 飛ばされそうになるシャツを
Wind blows into the veranda
洗濯バサミ留めておいてよ

君がいるかな 広いベランダで
君の匂いが恋しくなったら

太陽が目を開けた 眩しくて早く起きろって 洗濯だ

ベランダには枯れた花
そばにおいでよ新しいシャツもあるけれど

I feel the sunshine of your love
風吹けば飛ばされそうになるシャツを
Wind blows into the veranda
洗濯バサミ留めておいてよ

I'm filled with the sunshine of your love
空っぽの洗濯機の中に
Wind blows into the veranda
私のシャツも入れておいてよ


8.コンバット・ダンス

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

いざピンチになっても しょうがないから動じない
そうそうパンチをよく見て 相手の背後に回れよ

おいおいパンチが成ってない しょうがないから動けない
ちょっぴり涙が塩辛い そうでなくても情けない

いいからいいからあがけよ こっちはどうでもいいから
五月雨五月雨パンチの 嵐を浴びてもいいじゃない

そう 行かなくちゃ 左足 踏み出して
想像越えるものが沢山あるかも知れないし
そう 行かなくちゃ 両眼を見開いて
すべからくあるもの ただ見つめるだけだよ

喧嘩で負けても相撲で 勝ったなどとは言わせない
正直チキンな僕らは ここで初めて泣くんだよ

いつから僕らは言い訳で 相手を言い負かしてんだ?
さよならさよなら再起動 やり直しはきかないから

NO ここにいて 違うから 群れるわけじゃない
そう おんなじスタート 切れたらいいね
YES そんな風に 風になれ 上を向いて
東から太陽が さっきの涙を拭いてよ

そう 行かなくちゃ 左足 踏み出して
想像越えるものが沢山あるかも知れないし
そう 行かなくちゃ 両眼を見開いて
すべからくあるもの ただ見つめるだけだよ


9.FIRE

作詞:岸田繁・松任谷由実
作曲:岸田繁

燃えろ 紅い炎よ ぱちぱちと
轟けよ 土を踏みしめ 踊る夜

寝転べば 枯葉薫る
天の河 舟を出せよ
燃えろ 紅い頬つら こがすように

山鳴りは 炎を揺らす
火を絶やすな 旅立ちの歌

イーライ イーライ オー
イーライ イーライ オー

燃えろ 紅い炎よ ぱちぱちと
火垂るよ来い 小さい火の粉よ ここまで来い


10.犬とベイビー

作詞:岸田繁・bobo・藤井琢磨
作曲:岸田繁

あぁ今まで 聞いてたけど 耳塞ぎたい
ひとりよがり 口ばかりの 男の夢

ロンドン パリ イタリア デパートで買った花束
抱きゃいいってもんじゃねぇ おら

どうすればいい どうすればいい どうすればいい?
ベイビー 俺のこと 嫌いにならないで

あぁ今日もか 始まった またこの話
こいつは犬 私の犬 分かっちゃいない

自転車で行こうよ 明日は晴れるよ
西日でまどろんでよ

どうすればいい どうすればいい どうすればいい?
ベイビー 俺のこと 嫌いにならないで

あらなんでよ 私の犬 疲れ果ててる
泣いてばかり いたけれど 力なく笑う

二人で読んだ 旅行書に押し花
君がいればいい それだけ

どうしようもない どうしようもない どうしようもない
ベイビー まばたきする間に 朝がくるだけ

ベイビー 君のこと 好きなだけだよ
どうしようもない


11.石、転がっといたらええやん

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

所狭しと暴れ回る
そんな律儀な R&R ショウ
それとこれとは話がちゃうやろ
1・2・3…

フォーマルなビート
フォーマルなグルーヴ
フォーマルなコード
フォーマルなスーツ
フォーマルなプレイ
フォーマルなチョイス

リーガルなプレイ
イリーガルなシャツ
リーガルなチャンス
イリーガルなダンス

悲しませないでおくれよ
肩の荷物が重そう
今夜はこれまでか

いつかあんたが身に付けてた
肩の荷物が重そう
今夜はこれまでか

いつかあんたが身に付けてた
唇の色 タイトなカットソー
口付けの味 あんたとジョイント
おいらは真っ青

子供だましで ええじゃないか
死ぬまで続く暇つぶし
何も肥やしにせんまま おいらに続けよ
ラ・ラ・ Like A Rollin' Stone


12.麦茶

作詞:岸田繁
作曲:岸田繁

銀色に輝く窓の 外に見える緑は
何時でも あなたを 呼び出して
木漏れ陽をあずける

麦茶のケトルの水滴を
赤らんだ手で つゆ払い
グラス飲み干し 映る未来
散歩に出てから考えよう

木々はざわめいて うわさする
心は揺れずに うずもれる
さぁ 出ておいで さぁ 出ておいで
砂利道歩いて 出ておいで

柑橘かじった 白い歯で
笑って笑顔 海のいろ
川をたどれば そのうちに
大きくなったら 海へ出よう

波は満ちたら 心は引いて
心が満ちたら 波は静かに
さぁ 出ておいで さぁ 出ておいで
小さい生命よ 出ておいで